ロードレースってなに?

芸能人やモデルさん達が乗るようになり、徐々に人気が出てきている「ロードバイク」

そして、私も大好きな漫画「弱虫ペダル」の舞台となる「ロードレース」とは何なのか?を

か~んたんにザックリと説明してまいります。 (レース関係者の方、多少の間違いは多めにみてね ♪)

そもそも「自転車ロードレース」って何?

「ロードレース」って「マラソン」と同じようなものと思っている方も多いでしょう。

でも、ぜんぜん違います!

「ロードレース」の基本はチーム競技!しかも6人のチームの場合、エースを100~200キロ先のゴールに1位でフィニッシュさせるため残り5人のメンバー(アシスト)は風よけになり、水や補給食を運び(レース中に水分補給・食事まで取ります)、時にはエースがパンクすれば自分のタイヤを差し出すといった、つまり一人の能力が高いだけでは勝てないチームワークと作戦と自己犠牲のレース!

ヨーロッパではサッカー・オリンピックと合わせて「世界三大スポーツ」と言われていたり、毎日100~200キロのレースを20日間(しかも標高2000mを超える山岳コースも含まれます。)も走ることから、「世界一過酷なスポーツ」とも言われる、世界的にはメジャースポーツなのです!

レースの奥深さを知れば知るほど日本人が大好きな内容満載のスポーツなのです!!

「ロードバイク」と「ママチャリ」の違い

写真からもわかるように自転車でありながらまったく別の乗り物といってもいいでしょう。

「ママチャリ」は近い距離を快適に荷物も運べるように、に対して「ロードバイク」はより遠くに!より速く!キツイ坂でも上れるように!快適さや余分なモノを削り取った自転車です。

ロードレースは風との戦い!

台風や冬の北風が強い時に自転車を乗ったことがありますか?

車体が軽く、鍛えられた選手が乗った自転車は時速40キロ以上のスピードで走ります。つまり前から時速40キロの風がぶつかってきているのです!しかし1番前の選手の後ろにつくことにより走るパワーをセーブすることができます。さらに2番目より3番目の選手は力を温存できます。(○○%はあくまで目安です)

チームの「トレイン」とは?

上に書きました風と戦うためにチームは一列になり「トレイン(列車)」を組みます。ただ一人で長い時間風よけをしていたのでは体力を奪われトレインも減速してしまいます。6人チームの場合5人の「アシスト」が交代で先頭をローテーションしていき、ゴール前で「エース」が飛び出す発射台になるのです。

「クライマー」と「スプリンター」

ロードレース選手には「脚質」といったものがあります。陸上競技でも100m選手とマラソン選手で体型が違うように、ロードレースでも長い坂を上るのが得意な「クライマー」とゴール前で80キロを超すスピードを出す「スプリンター」などがいます。

「クライマー」は細身で体重が軽い選手が多く、主に山岳コースという上りの多いレースを得意とします。

「スプリンター」は筋肉質で爆発的な加速と他選手とぶつかり合ってもコースを譲らない強靭な肉体の選手が多いです。上りは苦手なので平坦コースを得意とします。

この他にも「パンチャー」「ルーラー」「TTスペシャリスト」といった「脚質」の選手がいます。

そして山の登坂も、ゴール前の加速も兼ね備えた「オールラウンダー」という選手が「エース」になることが多いのです。

*TT(タイムトライアル)= 順番に1人づつ同じコースを走りタイムを競うレース

「アタック(逃げ)」と「プロトン(集団)」

ロードレースの場合必ずと言っていいほど「逃げ」と「集団」ができます。「逃げ」とは1人~数人で「集団」から飛び出す小グループを言います。とは言ってもマラソン等とは違い風の抵抗を数十人で分散できる「集団」と少人数で分散するのでは体力の減り方が違います。多くのレースでは大体が後半「逃げ」は「集団」に追いつかれ飲み込まれてしまいます。

ではなぜわざわざ逃げるのか?大きく3つの理由があります。 

①逃げ切り優勝のチャンスがある・・・・天候が急に変わったり、ゴール近くて落車事故などが発生し「集団」が追いつけない。

②「逃げ」を出しているチームは体力温存できる・・・・「逃げ選手」を出しているチームはそのままゴールしてOKなので無理に追いかけなくても大丈夫。でも「逃げ選手」を出していないチームはそのままゴールされては困るので「集団」の先頭になり追いかけます。これに「逃げ」を出しているチームは乗っかり風よけしてもらいゴール近くまで体力温存出来るのです。

③これはプロならではの理由・・・・トップにいればTVなどにたくさん映り選手のユニホーム(サイクルジャージ)のスポンサーのいい宣伝になるからです。

この他にもチームの作戦や、他のチームとの戦術などで「逃げ」もいろいろと変化します!

ロードレースを観てみよう!

いろいろとロードレースについて書いてきましたが、グランツールという「ツール・ド・フランス」「ジロ・デ・イタリア」「ブエルタ・ア・エスパーニャ」はTVでも放送されています。

日本でもプロのレース「Jサイクルツアー」や「ツアー・オブ・ジャパン」そして私の地元・栃木県で開催され世界のスター選手も出る「ジャパン・カップ」など様々なレースが開催されています!

レースには「クリテリウム」「タイムトライアル(TT)」「ロードレース」といったものがありますが、基本どのレースも無料で観戦できます!

百聞は一見に如かず、まずは実際に観戦してみましょう!自転車の集団(プロトン)がすぐ近くを通るとまるでバスやトラックが通ったような風が来るのです!! 目の前で観戦したらファンになること間違いなしですよ~♪